◆ 7月 10日(日)
今年の春先のこと。歩行困難になってしまっているボクサーのボーイくんの介護依頼を受けたんですが、お世話することなく亡くなってしまいました。とても残念なことでした。そのお宅から再度連絡が入ったのは5月半ばで、内容はシッター依頼でした。何と新たにワンちゃんを迎えたとのこと…。それがグレート・デーンの一平くんです。偶然にもボーイくんが亡くなった3月1日生まれなんですよ。飼い主さんはわざわざ宮崎県まで行って連れ帰ってきたんですって。画像の仔が一平くんですが、この姿でまだ2ヶ月半の頃です。次会う時はうんと大きくなってることでしょうね。飼い主さんの意向で今のところ断耳はしないそうです。アメリカでは一般的な断耳ですが、最近ヨーロッパではあまり実施されていません。イギリス、デンマーク、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドの一部の地域などでは、健康上やむを得ない場合に獣医師が行う場合を除き、断耳は禁止あるいは制限されてるそうである。
断耳は、狩猟時にオオカミやイノシシに耳を咬まれたり引っ掻かれたりするのを防ぐことがそもそもの目的であったが、現在ではショードッグとして威厳に満ちた外観を表すために断耳されている。本来の自然な垂れ耳を残す運動も行われているので、今回の飼い主さんの判断も間違いではないと思います。確かに垂れ耳のグレート・デーンは温厚に見えて可愛らしいですが、凛と引き締まった立ち耳の姿もまた格好いいんですよね。いずれにせよ、次回会うのを楽しみにしております。