◆ 11月 21日(土)
今日、観てきた映画
「犬と猫と人間と」は、不幸な犬猫を減らしたいという思いから生まれたドキュメンタリー映画です。ペットブームの影に年間約30万頭以上の犬猫が命を奪われ、ペット大国と言われつつもけっしてペット天国とは言い難い日本の現状を、飯田監督の淡々とした口調で分かりやすく語られています。無責任な飼い主、殺処分の現実、捨てられた命を救おうと保護活動に力を注ぐ人々、ペットショップの諸問題、行政の立場等々‥犬猫を取り巻く様々な事実と、それに関わる人間の苦労や葛藤を収めた内容の濃いドキュメンタリー映画ですから、一人でも多くの方に観ていただきたいと強く思います。「こんな現実があるのか!」と誰にも知ってもらいたいし、不幸な犬猫を少しでも減らすにはどうしたらいいのかを真剣に考えてもらいたいです。偽善だけの動物愛護でなく、心からの動物愛護意識を持った言動・活動に期待しますね。日本のペット事情を変えるのはとても長い道のりでしょうけど、私達一人一人の意識改革でしょうから‥。不幸な犬猫をつくるのも人間。不幸な犬猫を救えるのもこれまた人間です。とても考えさせられた2時間でした。是非ご覧になって頂きたい作品です。